◇日本屋根外装工事協会 第23回 総会 - 1 |
開催日 |
平成23年3月3日 13:30〜18:00 |
開催地 |
名古屋 舞鶴館 2F |
議事録作成人 |
樅山 |
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■平成23年度 会長 所信
リーマンショックに端を発する世界同時不況の中、市場の「先喰い」という大きな犠牲を払う政府による苦肉の景気刺激策で何とか乗越えた策ね、住宅業界でも一部に持直しの動きが見られました。
しかしながら、このような回復の兆しが見受けられるのは「富裕層」を対象としたトップハウスメーカーと「1次取得者層」を対象としたパワービルダーに限定されており市場は完全な「二極化」の様相を呈し、一番のボリュームゾーンである「中間層」では、未だ回復の兆しは見えてきておりません。世帯数伸び率の鈍化や建替え需要の減少等の構造的な要因を内在する新築市場に頼ってきた我々の古いビジネスモデルでは、もはや「飯が喰えない」時代へとなってきているのです。
このような市況を踏まえ日本屋根外装工事協会では、一昨年よりストック事業確立のためのマーケティング活動を行って参りました。しかし屋根の葺替えという商圏1つ取ったとしてもエンドユーザーに対する我々の屋根業界の認知度はまだまだ決して高いものとは言えません。そこで昨年の7月にはエンドユーザーに対する我々屋根外装の専門工事業者のブランド力を高める手法の1つとして「屋根外装ケアドクター」制度をスタートし、ニュースリリース等を利用して各種メディアに数多く取り上げられ反響を得ることができました。
またこうした取組みは「B to C」ビジネスに限らず、「B to B」ビジネスの場合においても、我々の存在感が再認識されています。たとえば政府による補助事業制度復活の影響で、様々な分野から参入が殺到している「太陽光発電システム」に関しても設置工事に際して雨漏り等のトラブルを敬遠し、家電量販店や電材商社等これまで繋がりのなかった異分野から「ビジネスのパートナーに・・」とのオファーを頂いています。
しかし一方で太陽光の設置工事際して我々の存在感が増す中、電池メーカー都合の施工価格の設定により工事が値崩れを起こし、リスクばかりが設置業者に押し付けられているというケースも数多くみられます。そこで昨年後半より創設された「太陽光発電検討部会」を中心に搭載率の進む新築での設置工事について適正な価格の基準の検討を重ねて参りました。今年は、この基準に基づき関係諸団体とも連携を図り、業界全体で取組んでいく所存でございます。
以上の政策・活動を踏まえ、会員の皆様が新たなビジネスチャンス構築のために当協会を積極的に活用・利用して各企業が益々ご発展されますことを心よりお祈り申上げますと共に、RWTAに対して更なるご指導・ご協力を賜りますよう何卒宜しくお願い申上げます。
【議案】
第1号 各支部・部会報告承認の件 |
承認可決 |
・東日本支部 |
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・中部支部 |
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・西日本支部 |
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・工法仕様検討部会 |
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・広報渉外部会 |
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・ルーフスケープ事業推進部会 |
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・ストック事業推進部会 |
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・太陽光発電検討部会 |
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第2号 平成22年度事業報告承認の件 |
承認可決 |
第3号 平成22年度会計報告承認の件 |
承認可決 |
平成22年度会計監査報告の件 |
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第4号 会則変更(案)承認の件 |
承認可決 |
第5号 役員改選(案)ならびに組織(案)
承認の件 |
承認可決 |
第6号 平成23年度事業計画(案)承認の件 |
承認可決 |
第7号 平成23年度予算(案)承認の件 |
承認可決 |
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◇日本屋根外装工事協会 第23回 総会 - 2 |
部会報告
「太陽光発電検討部会」
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PV事業が角界こぞって全国的に取組む状況下、特に施工品質、屋根点検能力がある屋根工事業界をPVメーカーーならびに一般ユーザーに積極的にPRしたい。
会員各位の施工現場見学会、PVメーカーの新製品発表会、展示会等に積極的に参加する。会員情報の中で現在取組んでおられるPVメーカー及び販売代理店情報を会員に連絡いただき参加者を募っていきたい。このような行動活動の赤で関連事業メーカー団体とかかわりRWTA PV事業を推進したい。
□スケジュール
第一回:6月1日 第2回:9月1日 第3回:12月1日とする
「ストック事業推進部会」
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厳しい経済状況のなか、下請工事では利益の出ない状況が続いています。新しい取り組みとして、リフォーム中心の施主直工事の仕組みを模索してまいりました。
□スケジュール
・屋根外装ケアドクター制度の運用 随時
・ホームページの改訂 出来るだけ早く
・(仮称)「長期優良住宅と屋根」のパワーポイント、DVD製作
・マスコミ登校用原稿の作成 2〜3回作成
・ユーザー向け配布チラシ作成 2種類
「工法・仕様検討部会」
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部会がスタートし、1年が経過しました。粘土瓦(J型)における、ホールレス工法(案)を学会、シンポジウムにおいて発表することができました。
また、今年度は浜松市においてホールレス工法の実施工事が始まりました。今後、ホールレス工法を勾配屋根全体に向けて、取組む予定です。
□スケジュール
7月:第2回シンポジウム開催
11月:第3回シンポジウム開催予定
□補足情報
小屋裏劣化ワーキンググループ資料 棟換気情報
「ルーフスケープ事業推進部会」
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美しい景観における屋根の重要性をユーザーに発信することにより、日本屋根外装工事協会において、会としてのブランド確立を目指し、さらには屋根外装業界の地位向上に貢献する。
□施策
会員各位に景観のスペシャリストとしての知識を取得して頂き、各地域での景観事業に参画をしてもらうべき会員に情報提供を行う。また、NPO日本都市計画家協会のルーフスケープ研究会と活動し、全国まちづくり会議及び他の活動に参加していく。
□スケジュール
中部支部において、ルーフスケープ事業を企画し、全国の会員の参加を呼びかる活動を行う。
全国まちづくり会議等、日本都市計画家協会の事業に参加する。 |
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◇日本屋根外装工事協会 第23回 総会 - 3 |
□JXグループ 新エネルギー事業について
・エネルギー基本計画(ネット・ゼロ。エネルギー・ハウス2020年)
・家庭部門のCO2削減に向けて(ENEOS ダブル発電)
・エネファーム(燃料電池)の特長
・燃料電池の種類とタイプ別の特長
・家庭用燃料電池コージェネレーションシステムの概要
・分散型電池(燃料電池)と系統電力(火力発電)の比較
・JXグループの燃料電池実用化への取組み
・普及台数お見通し(全社計・累計ベース)
・マンション用戸別対応光発電システム
・屋根組込型太陽光発電
・ENEOSわが家で創エネ・プロジェクト(ZEHに向けた取り組み)
・プロジェクトの取組み
・システムのイメージ
・創エネハウスを活用した実験実証
・「工務店・設計事務所」との取組み(ソフト編)カーボンフリー
・総合エネルギープロバイダー(展開)
・将来の水素社会エネルギーネットワーク
屋根組込み型太陽光発電システムのご提案
・屋根組込み型PVシステム
・狙い
太陽光発電システム事業は、屋根工事業者様ことが最適
屋根工事業者様も技術が活かせる設置方法
・抜群の防水性と耐久性
・屋根組込型太陽光発電システム
・PVアレイ以外は一般屋根材でOK |
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